チャペルデザイン

 状況によっては電子オルガンしか備えられない教会や結婚式場も多くあります。
 その様な場合はチャペル内にオルガンパイプを装飾的にレイアウトする事により、魅力的なチャペルに変える事が可能です。
 チャペルに合わせたデザインをして、実物の錫製オルガンパイプを取り付けます。電子オルガンから離れた壁面に取り付ける場合、電子オルガンの上部にレイアウトする場合、電子オルガンを内包するスタイルで、パイプオルガンとの区別がしにくいタイプを製作する事も可能です。一つ一つがオーダーメイドであるために、一定の製作期間を必要とします。




これらはデッサンの数々です。パイプオルガンと同様に設置空間のイメージを大切にしてデザインされます。





 上の写真は電子オルガンの上部と左右にオルガンパイプをレイアウトするタイプです。
 右の写真はパイプオルガンと同様に作られたケースに、電子オルガンを内包したタイプです。




メタルパイプの修理

錫と鉛の合金で作られたメタルパイプは鉄などと比べると、とても柔らかく傷やへこみが付きやすいものです。特にオルガンの前面に露出しているフロントパイプは痛みやすいものです。それでも、軽度のダメージの場合は充分に修理が可能です。


 痛んだパイプは唄口部分で胴と足に切断します。この際にケルン (右手に見える仕切り板状のもの) に傷を付けない様に注意する必要があります。
 すべての切断が終わった状態です。これから金型を使って歪みやへこみの形成をします。

 再形成の後で、再び胴と足を溶接します。素材が錫と鉛の合金なので、理屈は半田付けと同じです。ただし半田ごては専用の大型の物が必要になります。
 形成と半田付けが終わり、研磨された状態です。ほとんど新品の状態と変わりありません。

 修理前のパイプの状態です。
 修理後のパイプの状態です。

修理が終わった後で見直して、どこが痛んでいたのか自分でも分からないというくらいに仕上がればベストです。

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