蜻ス蟶ー螻ア 髟キ蟒カ蟇コ 226-0015
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 パイプオルガンの制作は建物に調和するデッサンから始まり、そのデッサンを具体的な数字に置き換えていく作業が続きます。書類や図面は膨大な量なので、その一部をお見せします。
 すべての精密図面が描き上がれば、オルガンは一応、紙の上で完成したと言えます。これからは図面を元にした木工や金工が始まります。パイプオルガンは1台1台が異なるため、一部の専用部品を除いて原木や金属素材から加工、製作されます。
 1台のオルガンを作るには、その場面場面で様々な専門知識を必要とします。建物に調和したデザインをする、デッサンを具体的に数字化していく、そのデータを基に図面を描く、木材や金属をはじめとして様々な素材を加工する、そして最後に良い響きのオルガンに仕上げる。これらのいくつもの工程を経て、はじめて1台のオルガンが完成します。



風箱 (パレットボックス) 内部に各音ごとの仕切り板が嵌め込まれているのが見えます。
空気弁 (パレット) が取り付けられるスリットを切り、パレットのためのガイドピンを立てます。

パレットボックスに風箱の接着をします。さらに、この上に浮板式の調圧フイゴが取り付けられます。
浮板式調圧フイゴの内部の様子です。金属製メカニズムによって水平に作動します。

パイプの立つ穴を円錐形に加工します。砥石を高速で回転させ、熱で焼き削ります。素材のナラは酸が強く、錫製のパイプに悪影響を与えるからです。
パイプの立つ台の下には黒いスライダーが組み込まれています。このスライダーによって音色の切り替えが行われます。

ストップアクションを駆動させるためのソレノイドです。本来、機械式のストップアクションですが、コンピューターの記録再現の際に電気式アクションを使います。
空気弁 (パレット) を開閉するためのキーアクションです。これもストップアクションと同様に機械式、電気式を併設しています。

鍵盤の動きを検知するフォトマイクロセンサーです。無接点式なので長年の使用に対しても信頼できます。
オルガン専用の送風機です。すべての嵌め板が閉じられれば騒音は気になりません。

まだパイプや嵌め板は組み込まれていませんが、オルガンの全体像がつかめます。
コンピューター関係の配線作業の様子です。電子制御に関しては毎回「尾張技研」さんに協力していただきます。

Prinzipal 2' ( プリンツィパル 2' )
Rohrfloete 4' ( ローアーフレーテ 4' )

Gedeckt 8' ( ゲデックト 8' )
Regal 8' ( レガール 8' )

演奏者側の映像です。鍵盤左手にはストップノブ、右手にはコンピューターの操作パネルが見えます。
オルガンはいったん解体した後に現場で再び組み立てられ、音の響きを整える整音作業を行って完成します。

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