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〒226-0015 横浜市緑区三保町2440
TEL 045-932-3348 |
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パイプオルガンの制作は建物に調和するデッサンから始まり、そのデッサンを具体的な数字に置き換えていく作業が続きます。書類や図面は膨大な量なので、その一部をお見せします。 |
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すべての精密図面が描き上がれば、オルガンは一応、紙の上で完成したと言えます。これからは図面を元にした木工や金工が始まります。パイプオルガンは1台1台が異なるため、一部の専用部品を除いて原木や金属素材から加工、製作されます。
1台のオルガンを作るには、その場面場面で様々な専門知識を必要とします。建物に調和したデザインをする、デッサンを具体的に数字化していく、そのデータを基に図面を描く、木材や金属をはじめとして様々な素材を加工する、そして最後に良い響きのオルガンに仕上げる。これらのいくつもの工程を経て、はじめて1台のオルガンが完成します。
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風箱 (パレットボックス) 内部に各音ごとの仕切り板が嵌め込まれているのが見えます。 |
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空気弁 (パレット) が取り付けられるスリットを切り、パレットのためのガイドピンを立てます。 |
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パレットボックスに風箱の接着をします。さらに、この上に浮板式の調圧フイゴが取り付けられます。 |
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浮板式調圧フイゴの内部の様子です。金属製メカニズムによって水平に作動します。 |
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パイプの立つ穴を円錐形に加工します。砥石を高速で回転させ、熱で焼き削ります。素材のナラは酸が強く、錫製のパイプに悪影響を与えるからです。 |
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パイプの立つ台の下には黒いスライダーが組み込まれています。このスライダーによって音色の切り替えが行われます。 |
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ストップアクションを駆動させるためのソレノイドです。本来、機械式のストップアクションですが、コンピューターの記録再現の際に電気式アクションを使います。 |
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空気弁 (パレット) を開閉するためのキーアクションです。これもストップアクションと同様に機械式、電気式を併設しています。 |
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鍵盤の動きを検知するフォトマイクロセンサーです。無接点式なので長年の使用に対しても信頼できます。 |
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オルガン専用の送風機です。すべての嵌め板が閉じられれば騒音は気になりません。 |
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まだパイプや嵌め板は組み込まれていませんが、オルガンの全体像がつかめます。 |
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コンピューター関係の配線作業の様子です。電子制御に関しては毎回「尾張技研」さんに協力していただきます。 |
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Prinzipal 2' ( プリンツィパル 2' ) |
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Rohrfloete 4' ( ローアーフレーテ 4' ) |
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Gedeckt 8' ( ゲデックト 8' ) |
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Regal 8' ( レガール 8' ) |
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演奏者側の映像です。鍵盤左手にはストップノブ、右手にはコンピューターの操作パネルが見えます。 |
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オルガンはいったん解体した後に現場で再び組み立てられ、音の響きを整える整音作業を行って完成します。 |
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勝浦オルガン工房
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