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 浦和福音自由教会から古川福音自由教会へ、1台のパイプオルガンが移設されました。浦和に設置されていた時は、オルガンケースは未完の状態であり、このオルガンが最も必要としている Principal 4' が備えられていませんでした。そこで、移設の機会に Principal 4' を追加して、ケースも新たに製作することになりました。

浦和福音自由教会に設置されていた時の写真です。ケースがないために、パイプはむき出しになっています。




木管 Gedeckt 8' を取り外します。

すべてのパイプが取り出され、風箱を下ろす準備。

Wellenbrett を残して、オルガンの中はほとんど空です。

解体が終わったオルガンの様子です。




解体されたオルガンは、いったん工房に運び込まれます。

ケースの製作状況。中土台の接着中です

ケース背面部を製作。

製作されたケース側面と背面。

ケースの仮組みの様子です。オルガン正面には新たに Principal 4' をプロスペクトとしてレイアウト。
この後、ケースの着色塗装を行います。







 オルガンはこの年のイースター前に完成し、無事お披露目が行われました。新たに追加されたPrincipal 4'も、年毎に古いパイプたちと音が溶け合うように変化しています。
 将来はペダルのSubbass 16'の追加も検討されています。この様にパイプオルガンは様々な改良や拡充も可能な楽器です。


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