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 仙台北教会でのオーバーホール作業の様子です。望月オルガンからの依頼を受け行われました。


 オルガンは高いバルコニーの上に設置されており、オルガンの前に足場を組んで作業を行います。また、 高所のため安全装備も必要になります。バルコニーの面積はとても狭いので、いったん取り外したフロントパイプや各部品は1階に下ろされます。

オルガンの頂点から会堂を見下ろすと、講壇もベンチも小さく見えます。


オルガンの規模にもよりますが、オーバーホールの際には一定の期間や様々な道具を必要とします。

全てのパイプがオルガンから取り出され、歌口やKern にたまったホコリを取り除きます。

SW の風箱を取り出すために演奏メカニズムを切り離します。

SW の風箱が取り出された状態。

HW の風箱を起こした状態。PEDHW が一体になった大きな風箱なので、扱いには苦労します。

Schwimmerbalg。浮き板式調圧フイゴ の革を貼り換えるために、風箱から取り外されます。

Schwimmerbalg の劣化した革を貼り換え。

Schleifen。スライダーの作動範囲を適正にして、吹き出す風のロスをなくします。

長年使い込んだ鍵盤は、かなり傷みがあります。

貼り換えられたシャープキーの上貼り。

自重によってつぶれた最大のフロントパイプ。

Hafte。同パイプのフックの損傷状態。

フロントパイプを天井から吊るための加工。

フックは強力なダブルに変更。

フロントパイプの沈下によって作動しなかったZimbelstern も再びよみがえりました。

フロントパイプの落下を防ぐために最大級のパイプは天井からワイヤーで吊りました。

耐震性を高めるために、オルガン頂点近くを二ヶ所頑強な鉄骨フレームで建物の壁と固定しました。

Zungenpfeifen。リード管の分解清掃作業。

整音をしながらパイプをオルガンに戻します。


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