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〒987-1103 宮城県石巻市北村字前山15−1 TEL
0225-72-3561
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小高い山の上に立てられて複合施設で、ホール、アリーナ、プール、図書館、会議室などなど、多くの施設が一つの建物の中に内包されています。パイプオルガンはエントランスに設置されていて、誰もが自由に見ることができます。また、毎月第二、第四土曜には無料のランチタイムコンサート(ヒルコン)が開かれています。写真は竣工間もない頃のものですが、今では多くの緑に囲まれています。
遊楽館についての詳細はリンクのページからご覧になれます。
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最初のスケッチです。イメージであって、制作途中で細かい変更がなされ、完成したものとは多少の違いがあります。 この様に、オルガン制作は紙の上から仕事が始まります。
このオルガンに与えられた制作期間は限られていたので、勝浦オルガン工房の他に、須藤オルガン工房、オルガンケースには日章装備、コンピューターには尾張技研の協力を得ています。
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Schwellwerk
Windladen。たくさんの仕切板によって通路が作られ、、それぞれの音への風が供給されます。風箱が大きくなるので二分割で製作し、組み立ての際に一体化されます。
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Hauptwerk
Windladen。ストップノブを引いた時にスライダーと風箱の穴が一致して風が出る準備状態になります。さらに鍵盤を押すと特定の穴から風が出ます。
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Stoecke。それぞれの穴の上にパイプが立ちます。三層になったStockの内部は風を導く通路が立体的に作られています。
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HW & SW Windladen。完成した二分割のWindladenを一つに組み立てた状態です。
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左右板はKern を挟み込む形で接着されます。
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歌口はルーターで斜めに削り出されます。
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前後板は自作の専用クランプで接着します。
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塗装を終えたSubbass 16'。この後、先端に調律用のStoepsel をはめ込みます。
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電動送風機。遮音箱に収めて地下の送風機室に設置されます。
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送風管。昔ながらに良質の針葉樹を用いて作られます。
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フイゴ。蛇腹のヒンジ゙部分には革を使い、ニカワで接着されます。
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Magazinbalg。完成したフイゴの様子。この上におもりを載せて一定の風圧を実現します。
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Wellenbrett の製作風景。Spieltraktur は、すべてムクの針葉樹で作られています。
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PED Wellenbrett
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演奏台裏のメカニズム
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HW Wellenbrett
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PED Registertraktur
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SW Registertraktur
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コンビネーションや自動演奏のために電気式のストップアクションを採用しています。スライダーはソレノイドで駆動され、256通りのコンビネーションを記憶することができます。
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Registerzugmagnete ストップノブを裏から見たところ。
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Hauptwerk のパイプ群。
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Pedal のパイプ群を上から見たところ。
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コンビネーション、自動演奏などの演奏補助装置をコントロールするコンピューターです。
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HW 自動演奏ユニット。
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コンピューターをオルガン内部から見たところ。
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SW 自動演奏ユニット。人の指に代わってソレノイドがメカニズムを駆動します。
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Schweller 。第二鍵盤に備えられたスゥェルシャッター。
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Nachtigall
の製作風景。水笛の原理で小鳥の声を表現します。その鳴き方はコンピューターで設定が変えられ、演奏に重ねることによって愛らしい効果が得られます。
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Kanaltremulant 。送風管に仕込まれた古典的なトレモロです。
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地震国の日本ではオルガンに対しても充分な地震対策が必要だと考えます。オルガン本体が堅牢であり倒壊などの危険がない事、さらに建物との固定。また、巨大なフロントパイプの落下を防ぐ手立てなどが必要になります。
完成した年の夏に宮城県沖でM7.2、最大震度6弱の地震が発生しましたが、オルガンのダメージは皆無で、対策の効果が確認できました。
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オルガンの背面は上下2ヶ所を強靭な鉄骨フレームによって壁と固定されます。さらに、オルガンの足元は床とも固定されています。
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フックが破壊された場合も落下しないように天井からPETワイヤーで吊るされています。ワイヤーは縦型ピアノを吊れるほどの強度を持っています。
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最大級のパイプを固定するフックは上下4ヶ所あり、自重で足元が変形することも防止できます。
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パイプオルガンの設計・制作については
メールでお問い合わせ下さい。
またお電話やFAXでも受付しております。
〒987-1101宮城県石巻市前谷地字中埣56
勝浦オルガン工房
TEL & FAX 0225-72-4069
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